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奥村健治アコースティックギター製作 IN ロンドン

ロンドン在住の個人製作家によるギター製作ブログ

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日本のノコギリを使ってカーフト・ライニング製作

前にも話したと思うのですが、貴重な木材はなるべく無駄にしないようにしています。ネック用のホンジュラス・マホガニーは入手困難になってきており、ネックの部分を削り出した後の余った部分でカーフト・ラインイング (kerfed lining)を作っています。カーフト・ラインイングとは側面の内側の両脇に接着するもので、側面と表板・裏板との接合部分になります。曲線を描きながら接着できるように切り目が入っています。以前は既製のものを使用していたのですが、自分で製作すると決めた時にまず考えたのが、何を使って切り目を入れるかでした。既製のものはおそらくテーブルソーを使用していると思うのですが、テーブルソーを持っていない私は、まずバンドソーの使用を考えました。しかし、バンドソーだと切り口がきれいではありません。そこで治具を使ってノコギリで切ることにしたのですが、工具店でいくつかの西洋のノコギリの刃の幅を測っても、どれもちょっと大き過ぎるのです。そして最後に気付いたのが、自分の日本製のノコギリの刃の幅が一番理想に近いということでした。バカですね、最後に気付くとは。

0340.jpg
ネック材(ホンジュラス・マホガニー)の余りで作ったカーフト・ラインイング (kerfed lining)です。まだ切り目が入っていません。2本をマスキングテープで留めて同時に切り目を入れます。

0341.jpg
日本のノコギリです。1/64インチ(約0.4ミリ)を残して、それ以上切れないようにストッパーをクランプで留めます。

0342.jpg
ストッパーがあるので、1/64インチ(約0.4ミリ)を残して止まるようになっています。

0343.jpg
こんな感じに仕上がります。

0344.jpg
アップです。


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  1. 2010/05/31(月) 21:41:58|
  2. 製作工程
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  4. | コメント:2
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プロフィール

奥村健治

Author:奥村健治
アメリカでギター製作を学び、現在イギリス・ロンドンにてアコースティックギター製作に励んでおります。長崎県佐世保市出身

Santa Cruz Guitar Company, Bourgeois Guitars, Lowden Guitars の英国でのリペアーマンもやっています。

www.okumuraguitars.com
www.okumuraguitars.tumblr.com
https://twitter.com/okumuraguitars
https://instagram.com/okumuraguitars/

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