奥村健治アコースティックギター製作 IN ロンドン

ロンドン在住の個人製作家によるギター製作ブログ

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アールが無くなったバックの作り直し

前回の記事、「トップのブレイスのやり直し」のギターなのですが、実はトップの前にバックもやり直していました。バックを先にサイドに接着していたのですが、トップをすぐに接着しなかったため、バックのアールも無くなってしまいました。バックのアールは、半径15フィート(約4.5メートル)の円周です。元々平らだったバックにアールを付けているため、平らに戻ろうとする力が働き、変形したのかもしれません。モールド(型)の中に入っている部分はスプレッダーで固定されているため、動くことはないと思うのですが、モールドの外へはみ出したサイドの部分が外側に押され、バックが平らになったようです。既にサイドに接着されているバックを取り外し、ブレイスを削り取って新しいものと交換しようと思いました。ところが、接着剤を柔らかくさせるため、まずネックブロックの部分をブランケットヒーターで温めていたのですが、熱で真ん中のジョイント部分が開いてしまいました。隙間を閉じさせるのは難しく、きれいに取り外すには時間も掛かるので、思いっきり新しいバックと交換することにしました。たまたまヨーロピアン・メイプルのバックだけも持っていたのも幸いでした。

ということで、ここでも思い切ってバックの端をノミで削ってバックを取り外しました。もったいないですが、仕方ないです。トップもバックもやり直して本当に良かったと思っています。どうするか悩むより、すぐに取り換えですね。いつもこれでいくようにしています。

1427.jpg
取り外したバックです。早く取り外すため、ノミで端の方から削り取りました。もうバックとしては使用不可能です。でも何かに使えるでしょう。ブレイスは取り外して、もっと小さいブレイスとして使用できるかもしれません。

1428.jpg
作り直して接着したバックです。半径15フィートのアールのテンプレートでチェックです。合格!

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  1. 2012/04/29(日) 22:41:41|
  2. 製作工程
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プロフィール

奥村健治

Author:奥村健治
アメリカでギター製作を学び、現在イギリス・ロンドンにてアコースティックギター製作に励んでおります。長崎県佐世保市出身

Santa Cruz Guitar Company, Bourgeois Guitars, Lowden Guitars の英国でのリペアーマンもやっています。

www.okumuraguitars.com
www.okumuraguitars.tumblr.com
https://twitter.com/okumuraguitars
https://instagram.com/okumuraguitars/

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