奥村健治アコースティックギター製作 IN ロンドン

ロンドン在住の個人製作家によるギター製作ブログ

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9年前に製作したギターが工房に戻る

先日のことなんですが、2005年に製作したギターが久しぶりに工房に戻って来ました。ギターの持ち主はオーストリア在住のイギリス人のミュージシャンです。

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ギターはかなり弾き込まれており、ピックガードの脇はストロークによる無数の傷があり、塗装を通り越して木まで達しています。いや〜、こんなになるまで弾いてくれるなんて嬉しいですね。やはギターは飾り物ではなく道具ですからね。弾いてあげることによってその力を発揮するんですよね。

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今回、工房に戻って来た理由はリペアーというより、パーツの付け足しですね。ギターの持ち主はフラットピックを使ってストロークしながら歌を歌うのですが、そのストロークが激しく、フラットピックがピックガードをはみ出して木の部分まで傷付けています。それで塗装が剥がれ、木が削れ始めているのです。その木の削れをこれ以上進行させたくないということで、その削れた部分に透明のピックガードを貼って欲しいという依頼でした。

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大事にしているギターだから、このまま弾き続けて表面に穴が開いてしまうのは避けたいと言われました。その気持ちはよく分かります。大事にされていることに対してもとても感謝しています。しかし、このままストロークの傷が大きくなって弾き込まれた渋いギターになっていくことは、個人的に好きですし、自分だったらこのままにしておくと思いますが、これは彼のギターです。二人で話し合った結果、傷の部分(元々貼ってあるピックガードのすぐ横)に透明のピックガードを貼ることにしました。

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透明のピックガードを貼る工程はまた別の機会にお話したいと思います。

ところで、久しぶりにこのギターを弾きましが、よく鳴るし、良い音になっていました。気になったネックですが、ビビりも無く、とても良い状態でした。これについてもまた報告しますね。

作るの大変だけど、ギターってやっぱりいいですね。


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  1. 2014/05/31(土) 17:52:17|
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プロフィール

奥村健治

Author:奥村健治
アメリカでギター製作を学び、現在イギリス・ロンドンにてアコースティックギター製作に励んでおります。長崎県佐世保市出身

Santa Cruz Guitar Company, Bourgeois Guitars, Lowden Guitars の英国でのリペアーマンもやっています。

www.okumuraguitars.com
www.okumuraguitars.tumblr.com
https://twitter.com/okumuraguitars
https://instagram.com/okumuraguitars/

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