奥村健治アコースティックギター製作 IN ロンドン

ロンドン在住の個人製作家によるギター製作ブログ

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ロバートベンで作った初めてのエレクトリックギター

今日は、1988年に、ロバートベン(ギター製作学校)で初めて作ったエレキギターの紹介です。アコギのブログですが、どうかご了承を(笑)。

ロバートベンでは必須で、アコースティックギターとエレクトリックギターをそれぞれ一本ずつ作らないといけません。そしてここに紹介するのが、私が製作した初めての、そして今のところ最後(笑)のエレキギターです。

1414.jpg

ボディのトップはメイプル、バックはマホガニー、ネックはマホガニー/メイプル/マホガニーの3ピースのラミネイトです。チューナー、ブリッジ、テイルピースはシャーラーのゴールドを使っています。ピックアップはダブルコイルのハンバッキング。勿論自作で、自分でコイルを巻いて作りました。2ボリュームの2トーンで、ピックアップの切り替えスイッチは3ウェイです。ピックアップの箱、リング、ピックガード、そしてトラスロッドカバーはメイプルで、ラッカー塗装してあります。この塗装のウェットサンディングで、木地までサンディングしてしまい、それがどういうものなのかということを初めて経験しました。

1415.jpg

写真ではよく分らないかもしれませんが、ボディのトップもバックの変形カーブになっています。レスポールのようなアーチにしたかったのですが、手本になるものがなく、カーブ加減が全く分らなかったので、端からいきなり盛り上がる変形型になっています。インストラクターからは、最初のギターなので、フラットを薦められたのですが、どうしてもアーチをやってみたくて、学校に内緒で、ボディだけアパートに持って帰って(本当は持って帰ってはダメでした)カーブの削りをやったりしていました。

塗装はタバコサンバーストです。これも最初の塗装だから、クリアーかソリッドカラーを薦められましたが、どうしてもサンバーストをやりたくてやってしまいました。このサンバースト塗装をした時は、外は暗くなっており、十分な灯りがない状態で行いました。当時のロバートベンには塗装ブースがなく、塗装は外で行っていました。自分で言うのもなんですが、仕上がりはまあまあだと思います。インストラクターには誉められて嬉しかったことを覚えています。

1416.jpg

あらゆる工程が、エレキの方がアコギよりも先だったので、うまく出来ていない箇所がかなりあります。例えば、ネックシェイプです。削り過ぎを恐れてあまり削ることが出来ず、極太ネックになってしまいました(笑)。指板とヘッドのインレイのデザインもイマイチです・・・。ケースはエレキのインストラクターの個人所有のものを譲ってもらいました。ギブソンのレスポールのケースです。殆どパーフェクトにフィットしました。

思い出が詰まったギターですが、今は実家で眠っています。

1417.jpg

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  1. 2012/04/06(金) 01:28:22|
  2. ギター紹介
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:4
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コメント

なるほど、エレキも必須なんですね。

ピックアップも自分で作るとは驚きです。
ハイポジションの操作性が良さそうですし、全体的な雰囲気からフュージョンや
ジャズ系のギタリストが持ったら似合いそうです。

奥村ギター唯一のエレキギター、それだけですごい価値があるように思います。
  1. 2012/04/06(金) 05:30:39 |
  2. URL |
  3. テイルピース #PyFckM9o
  4. [ 編集 ]

渋い!

ピックアップカバーやロッドカバーもメイプルなのですね~
逆に凄く珍しい気がします。
極太ネックとのことですが、アンプを通した音もやっぱりガツンと太い音になるのでしょうか。
  1. 2012/04/06(金) 15:25:36 |
  2. URL |
  3. akky #-
  4. [ 編集 ]

Re: なるほど、エレキも必須なんですね。

テイルピースさん、いつもありがとうございます。

そうなんですよ。コイル巻きからピックアップのケース作りまで、全てを自作しなければなりませんでした。
初めて作ったギターなので改良点はいくつもありますが、思い出がいっぱい詰まったギターです。
  1. 2012/04/08(日) 02:04:43 |
  2. URL |
  3. 奥村健治 #-
  4. [ 編集 ]

Re: 渋い!

akkyさん、いつもありがとうございます。

そうです。フレイムのメイプルを使いました。当時は木も使えると分かって驚いたことを覚えています。
アコースティックギターオンリーに力を注いできたので、このエレキを最後にアンプに通したのはもう20年以上前です。なかなか面白い音だと思ったのですが、はっきりとどういう音だったかは、はっきりと言えません。正直言って、忘れてしまいました。機会があれば、もう一度アンプに通してみたいです。
  1. 2012/04/08(日) 02:12:39 |
  2. URL |
  3. 奥村健治 #-
  4. [ 編集 ]

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  1. 2012/04/06(金) 10:46:45 |
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プロフィール

奥村健治

Author:奥村健治
アメリカでギター製作を学び、現在イギリス・ロンドンにてアコースティックギター製作に励んでおります。長崎県佐世保市出身

Santa Cruz Guitar Company, Bourgeois Guitars, Lowden Guitars の英国でのリペアーマンもやっています。

www.okumuraguitars.com
www.okumuraguitars.tumblr.com
https://twitter.com/okumuraguitars
https://instagram.com/okumuraguitars/

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