前回の記事、「
新しい試みのインレイ その6」の続きです。
今回で7回目になるインレイの話ですが、もうすぐ終わりますので、もうしばらくご辛抱下さい。前回は背景の人工石に白蝶貝を埋め込んだピースが完成しました(厳密に言えば、あと一つ作業が残っています)。この長方形のピースを指板の黒檀に埋め込みます。
指板の黒檀にインレイのピースを入れるため、これからドレメル(Dremel)を使って大きな溝を彫ります。指板はアールしているので、指板の両脇にボードを置き、ドレメルのベースが底に乗るように設定します。これは溝の底が平らに削れるようにするためです。インレイするピースが縦だけで無く横にも広いというのがその理由です。
このようにしてドレメルで削ります。
底が平らな溝が彫れました。これから長方形のピースを埋め込みます。
隙間が無いようにはまりました。指板の表面はアールしていますが、長方形のピースの表面はまだ平らです。
接着剤を流し込んで乾燥した後は、指板の表面のレベルと同じになるようにサンディングします。
表面をサンディング後、指板の表面のアールと同じレベルになりました。
表面に残った大きなサンディングのキズ跡を取り除いた後、フレット溝を切ります。
これで完成と言いたいところですが、まだ一つ作業が残っています。それは「o」の文字の真ん中です。小さい穴を開けて赤い人工石を入れないといけません。これまた細かい作業になります。これが終われば間もなく完成です。では次回をお楽しみに。
つづく。
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- 2014/09/25(木) 08:26:24|
- インレイ
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