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奥村健治アコースティックギター製作 IN ロンドン

ロンドン在住の個人製作家によるギター製作ブログ

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Santa Cruz Guitar Company からトラスロッド用レンチが届く

私がアメリカ、カリフォルニア州サンタクルーズ市にある Santa Cruz Guitar Company のイギリスでのリペアー担当になった事は、以前の記事「Santa Cruz Guitar Company のイギリスでの専属リペアーマン!!」の中でお知らせしました。

Santa Cruz Guitar Company (以下SCGC) とのやり取りの中で、何か必要な物があれば何でも言ってくれということで、まずはトラスロッド用のレンチをお願いしました。SCGC のトラスロッドはボディー奥のネックブロックにナットがあるため(サウンドホールから覗いても見えない所に位置しています)、SCGC 専用のレンチを使用するのが最適とされています。このレンチに関しては、以前の記事にも紹介しています。ナットまで届く長い延長ロッドはソリッドではなく、バネ状の柔軟なロッドになっています。その理由は、ソリッドなロッドだと、サウンドホール近くのブレイスが邪魔になるからです。

SCGC 専用のトラスロッド用レンチは Ivor Mairants (私が週一回リペアーをやっているショップ)にも供給されているのですが、私が自分の工房で個人的に SCGC のギターを修理する場合、毎回レンチを借りなければならなかったので、自分の工房にも常備するためにお願いしたのでした。

SCGC との連絡のやり取りの中で、トラスロッド専用のレンチをお願いしたところ、近々 Ivor Mairants に6本のギターを出荷するので、その中にレンチも入れておくということになりました。そして先週の木曜日、ちょうど私が地下の工房で仕事をしている時、SCGC から6本のギターが届きました。

3101.jpg

入っていました!私宛の封筒です!

3102.jpg

封筒の中には SCGC のステッカーと共に、トラスロッド用のレンチが入っていました。SCGC のトラスロッドのナットには2種類の大きさがあり、2011年4月以前は 3/8 インチで、それ以降は 5/16 インチになっているので、それぞれの大きさに合ったソケットが入っていました。これで今度からわざわざ2つの工房間を移動させる必要がありません。新しいレンチのバネ状の部分は、Ivor Mairants に供給されているレンチよりも固く、もっと使いやすくなった感じがします。

3103.jpg

ところで、ダンボール箱からギターケースを取り出す手伝いをしたのですが、6本の内、1本のギターケースに損傷がありました!

3104.jpg

ベニヤ板が割れ、外に張った皮も破れています。ダンボール箱にも凹んだ傷があるので、何かを上から落としたのでしょう。その衝撃でケースが割れてしまったようです。問題は中身です。恐る恐るケースを開けみると、中に入っていたギターは OM でした。上から見ると、表板には何の損傷も無いようです。

3105.jpg

3106.jpg

3107.jpg

ギターをケースから取り出し、側板と裏板をチェックしました。ここにも何の損傷も見当たりません。念のため、地下の工房に持って行き、ボディー内を隈無くチェックすることにしました。

3108.jpg

表板のブレイスには損傷が見当たりません。

3109.jpg

裏板も大丈夫です。

3110.jpg

ギターには損傷はなく、本当に不幸中お幸いでした。ケースも高価ですが、ギターに比べれば大したことはありません。もしギター損傷があれば、修理しなければならないのは私になるのかもしれませんが、何事もなく本当に良かったです。入荷した6本のギターが何かは気になるかもしれませんが(笑)、それはまた別の機会にお話するかも(?)しれません。

サンタクルーズのギター、いいですよ〜!



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  1. 2015/06/26(金) 09:54:14|
  2. リペアー
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

日本語に読めます

外人の書く英語は日本人が書く英語とは違い、格好いいし趣がありますよね。
To Kenji が To としへ上 と読めてきそうです^^ ギターと全然関係ない話でスミマセン!
  1. 2015/06/26(金) 13:37:58 |
  2. URL |
  3. アリゾナ #kpjYxc8I
  4. [ 編集 ]

>アリゾナさん
私も同じ事思いました(笑)
なぐり書きの感じがまたカッコいいですね~。
それにしても美しいギターだなぁ。
中も美しい!
  1. 2015/06/27(土) 09:46:43 |
  2. URL |
  3. travispitz #-
  4. [ 編集 ]

Re: 日本語に読めます

アリゾナさん

仰るとおり、そう言われてみればそう見えますね(笑)。自分の名前なので Kenji にしか見えませんでしたが、見方を変えるとそう見えます。ギターに関係ないことでもドシドシコメントして下さい!私のブログはコメントが少ないので飢えています(笑)!
  1. 2015/07/24(金) 22:29:58 |
  2. URL |
  3. 奥村健治 #-
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

travispitzさんもそう見えたんですね(笑)。私も日本語にしか見えなくなってしまいました(笑)。
サンタクルーズのギターは本当に綺麗に仕上げてありますよね。もしギターを作っていなかったなら、絶対に欲しいギターです。
  1. 2015/07/24(金) 22:34:38 |
  2. URL |
  3. 奥村健治 #-
  4. [ 編集 ]

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プロフィール

奥村健治

Author:奥村健治
アメリカでギター製作を学び、現在イギリス・ロンドンにてアコースティックギター製作に励んでおります。長崎県佐世保市出身

Santa Cruz Guitar Company, Bourgeois Guitars, Lowden Guitars の英国でのリペアーマンもやっています。

www.okumuraguitars.com
www.okumuraguitars.tumblr.com
https://twitter.com/okumuraguitars
https://instagram.com/okumuraguitars/

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